名前にとらわれないで使う

 名前とは、和食器でのアイテムを指す名前のこと。小皿、銘々皿、取り皿、中皿、大皿。このうち小皿や大皿はその名の通りで、それにおさまるものに使おうと自然と思える。銘々皿、取り皿というのは大きさでなくて用途。中皿と聞くとそのあいだの大きさということは分かるが、じゃあ何にどうというのがいまいち分からない。もっと言えば煮物鉢、焼き物皿なんて聞くと、その名の通りに使わねばならないのかとますますハードルが上がる・・・。

径17cm フラットな部分は12cm

こちらはずっと取り皿に使ってきた皿。銘々皿ともいう。(正確にどの大きさが銘々皿とは決まってはいない)

 美しくて丈夫な深川製磁のお皿で、なんとなく取り皿ってこういう大きさのものという思い込みもあった。だけど実際は、一つ取り分けたらきゅうきゅうで、それもまたもどかしかった。

 その後いつの頃からか、ワンプレートランチとかワンプレートな使い方でお皿にいろいろ盛るのが流行った。それにのって我が家でも大きめのお皿に盛ることが増えてきた。そこで重宝したのが、九谷焼の高原真由美さんの皿。朝ごはんのパンとサラダや卵がちょうどよくのるサイズ。

径 20cm フラットな部分は15㎝

和食器でいうと中皿と呼ばれると思うが、この皿が中皿と言われていたら何を盛ろうかと考えこんでいたかもしれないなあ。買った当時の表記は覚えてないけれど、他のサイトを見る限りでは〇寸皿 楕円皿などとサイズやカタチで表されている。

〇寸皿・・・和食器は寸法で表記されることも多い。1寸は約3cm。5寸皿と言われたら3×5で15cmくらいだと覚えてくださいね。       ・10寸=1尺なので、30cmの大皿は尺皿と呼ばれることもあります。

大きさの違いが分かる

頻度が増えると、取り皿も大きめがいいからこれにしようと選ぶことが多くなってきた。大胆な花柄のプレートが、おかずを取り分けられるのを凛として待つ姿も美しい。おかずが多くても少なくても、この皿なら安心。そんな安心感のある懐の深い一枚なのだ。

野菜の肉巻きと春菊サラダの日

下記の記事で九谷焼のうつわを紹介しています。

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