九谷青窯 楽しくなるうつわ

 一度はどこかで目にしたことがあるのでは?というほど、そのかわいらしさが印象的なうつわ。カラフルな色使いで、使っているとホントに心がウキウキする。九谷青窯(くたにせいよう)は伝統的な九谷焼の絵柄ではないし、それぞれに雰囲気が異なる作品。それもそのはず、画像の3枚は同じ窯の中での、違う作り手のものだから。購入したのはどれも5年以上は前なので、今は独立された方もいらっしゃる。

 おそらく一番目にする作家さんなのでは?徳永遊心さんの「花つなぎ」シリーズの6寸鉢。3人家族の副菜を入れるのにちょうどいいので、登場回数は多め。今は「徳永遊心窯」としてご活躍されているようだ。

春キャベツとしらすの卵とじ
煮物の時にちょうどいい

最近は、一人用のメインのうつわとしても重宝。盛鉢としても、また一人用にも使えることはとても便利。これは我が家での食事スタイルが変わってきて気づいたこと。それはまた別に書くとして・・

 この1枚がきっかけとなり、また別の機会に買ったのが以下のうつわたち。

径16㎝の隅切皿(すみきりざら)

三宅英雅さんの点描花文の皿(てんびょう…文字通り点で描かれている)。三宅さんは、もともと佐賀県伊万里市のご出身で、青窯ののち、現在は伊万里で作陶されている。主に副菜を盛ったり梨やりんごなら、むいた1玉にちょうどいい。

隅が切られていて絵は2ヶ所だけという、単なるスクエア皿ではないことで、たちまち印象深い一枚になる。ラインが目立つところに、あえて丸の絵柄をもってくるところも好き。何か一つ買いたいと思ったら、「小さくてアクセントになるうつわを選ぶ」これもそういう買い方をしていたようだ。

 高原真由美さんの花尽くしシリーズの20㎝プレート。当時、家族が銘々に使うようにと人数分購入している。そういう意味ではシンプルなプレートは、1枚だけより銘々用の方が実際に使い勝手が良い。副菜を盛るためには少々平らすぎるかな。

適度な厚みで丈夫で、和の柄なんだけれど洋にも使える。カラフルな徳永さんに比べて落ち着いているぶん、ついつい手がのびる。このプレートの話は次回あらためて。

cotogoto コトゴト
九谷青窯の工房を訪ねて 金沢の焼き物と言えば、山水や花鳥などを大胆に色彩豊かに表現した重厚で絢爛な「九谷焼」が知られています。 その九谷焼の流れを汲みつつも、独自の道を行くのが「九谷青...
少し古い記事ですが皆さんが載っています
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