漆かぶれに悩まされる

金継ぎを始めて3年。去年くらいから、漆かぶれがひどくなってきました。この半年、一度教室に行ってかゆみ出し、しばらく行く気がなくなり、また治まった頃に行っての繰り返し。治まると分かっているので、皮膚科には行かなかったのですが、それもつらくなってきました。また、しばらく教室に行かなかった間にもずっと手の荒れが治まる気配がなく。近所に新しく皮膚科が出来たのを見つけたので、行ってみることにしました。

かぶれの原因が何なのかは、ヒアリングするしかないわけで、ある意味申告制。自分でもはっきりと分かり先も見えていて、何が原因でもたいていは決まった薬だろうと、端的に経緯を話していきます。

そうして予想通り、薬を処方してもらいました。加えて、飲み薬も。飲み薬も併用して抑えると、搔き壊すことがなくなり、早々とかゆみがなくなっていきました。

5月にも教室へ。もちろん手袋をしながらの作業ですが、つい外してしまったり、素手の方が手さばきが良かったりと、この時も漆に触れてしまったようです。この時が今までで一番ひどく、指の一部が太く分かるほど腫れたり、おでこなど今まで出なかった場所にも出たりしたのです。余談ですが、新しくECサイトに関わる仕事を始めて、商品を手に持って商品画像に映ることが仕事の一つとなりました。その際に手の甲や手先に搔き壊した跡があるのがとても見苦しく、気になるようになっていました。(指摘されたわけではないのですが)

そして、もう一度病院へ。先生からは、仕事で漆を扱うのでないなら、離れるしかないよと。ひどい人はその空間に入っただけでダメだったり、花粉症やアレルギーと同じでどんどんひどくなってしまうよと。

先生のおっしゃることはもっともで、結局のところかぶれて治っての繰り返しなのでしょう。一方で金継ぎ教室ではそのうちに慣れるよと言われ、もちろん耐性がつくこともあるでしょう。

かゆみというのは、痛いのと同じように、結構日常生活に支障をきたすものだと思っています。妊娠中に、「汗疱」という皮膚疾患にかかり、手首から下、足首から先に無数に水疱ができて、夜も寝れないほどのかゆみが3ヶ月ほど続きました。弱いステロイド剤しか使えず飲み薬も飲めなかったので、搔きすぎて、治ったころにはツルツルのかかとを手に入れたほど。

正直、次にいつ教室に行こうかとわくわく考えられない現状なわけですが、よりいっそう漆に触れないよう慎重にやる方向でやろうと、希望を持ってやっていきたいなと思っています。

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