うつわ遍歴

　本格的にうつわが好きになったのが就職してからなので、そこからがイコールうつわ遍歴となるのでしょうか。うつわに遠くない家庭に育ったとはいえ、大学時代はアジア文化に傾倒し、回りまわって最後はコルビュジェ建築を見にフランスやスイスをバックパッカーで巡る始末。その瞬間に興味があるものがすべての性格らしく、また何かのめぐり合わせで食器の会社に落ち着くことになりました。

　最初は何を買っていたのかというと、いわゆる百貨店の和洋食器売場で買えるもの。○○焼のワゴンも好きだったし、陶磁器だけでなく漆器の皿とか折敷（お盆）もありました。やっぱり根が田舎育ちのせいか？渋いものは好きだったのですね。

　今のような作家さんブームが来るのはまだまだ先。将来自分も母のようにたくさんご飯を作ってふるまうのだと、5枚１組で買っていたので、どんどん渋い和食器が増えていきました💦

　結局のところは、結婚の際に３枚残して実家にあげたりして減らすことに。どうしても揃えておきたいものは保険で４枚あれば充分。また好みも変わっていくので、そろそろもう一度うつわの更新のタイミングかなと思っている今日この頃です。

　仕事では良きものにふれながらも、プライベートではバタバタと子育てで過ぎていったので、割ったり欠けたりしたことも数知れず。子供とコーヒーがカメラロールに残っていましたが、あれは我ながらインスタ用のねつ造と思われますね💦

　「楽しむ」ことができるようになったのはここ何年かのこと。

　そういえば結婚相手は当時北欧ビンテージ食器の収集が趣味で、それも新しい世界の入り口になったことは、また別の記事で。