うつわの金継ぎ

「うつわの金継ぎ」とは、欠けたり割れたりしたうつわを、漆で接着すること。便宜上金継ぎと呼ぶのだけれど、漆で接着した上を金で仕上げれば(蒔く、と言います)金継ぎ、銀なら銀継ぎ、真鍮継ぎ…とは言わないが、真鍮の場合もあり。もちろん漆のままでも素敵です。その漆も弁柄(ベンガラ…赤)黒漆(くろうるし)、白漆(しろうるし)とさまざま。うつわの表情と合うものを繕う人が決める、それもまた楽しみの一つ。

べんがら漆で仕上げたぐい呑

なんとなく金継ぎやってみたいなーなんて思ってからなかなか重い腰があげられなかったのだが、ついに2年前から教室に通い始めている。

もともとせっかちで飽きっぽい私が、ひたすら小さな目の前のものと長時間向き合うことは、およそ自分の性格を考えたら真逆のこと。だけれど、「そういうのもいいのかもしれない、鍛錬しよう」と思わせる魅力があったのだと思う。

 ちなみに高尚かもしれないけれど、今のところ私の金継ぎは継いで日常で使うことを目的にしていない。欠けや割れを継いで、さらに魅力が増すと思うものを作品として継ぎたいと思っている。(またこの高額な材料費に見合うもの💦)

継いだゾー!と喜び勇んで使いだして、また欠けさせたらショックなので💦

これから徐々にご紹介していきますね。

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