美しきくびれ

くびれのある器

今回はテーマを決めてうつわをご紹介。タイトルの通り、くびれが美しいうつわなのです。

二つが食器、一つがフラワーベース。用途は異なりますが、どれも使うときにそのフォルムの美しさに目が行きます。

買った順にご紹介。まずは青磁の中鉢。もう20年も前に、百貨店の産地ワゴンセールで1,000円程度で買ったもの。九州の有田の方のセールだったと記憶しています。

こんな特徴的なうつわ、使いこなせないと思われそうだけど、色はシンプルなのでさほど盛るものを選ばないのです。ですが、そそっかしいせいで割りたくないので、使う頻度はあえて低くしています。

お正月のなます

このフォルムはいつまでも触っていたいほど美しい。うつわは値段じゃないな~と思うものの一つです。

お次は、木のボウル。トレイやプレート以外で木のものはこれだけかもしれません。

春菊のナムル

これは遠藤マサヒロさんのもの。遠藤さんとの初めての出会いは、このボウルではなく小さな一輪挿し。

ドライフラワーです

裏面に磁石がついていて、金属のものに付けることができ、一輪挿しには試験管が入っているので汚すことなく花が飾れます。

なんの木だったか失念です

この作品は銀座三越の個展で買いました。ゆらりとしたフチが、グンナーニールンド(Gunnar Nylund)の作品を思い起こさせます。木という素材に、さらにラインの柔らかさが加わって、盛りたい素材は滋味あふれる緑の野菜が多くなります。あとはクッキーなどのお菓子をちょっと入れておいたりもします。

さて最後は、以前も何度もご紹介した、森悠紀子さんのもの。

先ほどのドライフラワーが活躍
お正月には和の花も

青が印象的な森さんだけれど、この白と金属の土台の一輪挿しを見たとき、まさにひとめぼれ。こちらは、東京藝術大学の同級生である、金工作家の浦由利恵さんとのコラボレーション作品。鎚目が細かくていねいに打たれています。ちなみに急須でもコラボしてらして、それもまた素敵なのです。

旧知の仲でコラボレーション、お二人の芸術性が調和した美しい作品になるのだなと思います。

形がちょっと個性的なものを買うには、落ち着いた色を選ぶのも手。あとは、1年に1回か2回しか使わなくてもヨシとすること。

時に大ぶりなピアスを付けたくなったり、あざやかなネイルを塗りたくなるような、冒険したい瞬間がこの世界にもあるということです。

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